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「かぐや姫」

自分の中でオールタイム・ベストなアニメ映画「かぐや姫の物語」のかぐや姫を描いた。


この作品は高畑勲の遺作にして最高傑作。

絵本のように淡い絵が縦横無尽に動く。

日本の概念である「もののあはれ」を表現したとして海外で絶賛された。

しかし興業は振るわなかった。


この作品は絵本のような絵を表現するために、

普通のアニメと違ってきっちりと線を描かなかったため、

着彩が非常に難しかった

(デジタル着彩は線がちゃんと囲われていないと塗り潰しができない)。

それで制作に8年の年月と50億を費やしたが、興行収入は25億で大コケ。

主に宮崎駿が苦労して積み立ててきたジブリの蓄えを吸い上げた

(となりの山田くん含め2回目。

高畑勲はエンタメの宮崎駿と違い文芸の人なので、硬派な作品が多く大衆ウケしづらい。)。


宮崎駿も頭が上がらない高畑勲は、ジブリの体力を奪い取ってこの世を去った。

そんなお気に入りの作品である「かぐや姫の物語」を布教するため、描いた。


曖昧さを表現するために筆ペンで線を引き、

着彩はデジタルで行った。





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