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「リーディング・テーブルの実際例」~その10~


進行      他に何か質問や言い忘れていたことなどは、ありませんか?



         ( ここで、BさんとDさんが同時に挙手をする)



Dさん      Bさんから、どうぞ~( 笑 )。



Bさん      あっ、ありがとうございます ( 笑 )。

Aさんが先ほど言及されていた山口昌男の本って、何ですか?



Aさん      あっ、これですね。『 病の宇宙史 』(人間と歴史社)。



進行      病気をテーマにした本なんですか?



Aさん      そうです。病気がテーマですね。

      読み始めたばかりですが、目次を見ると、

        「 出産についての文化人類学 」とか「 劇場としての病院 」とかあっ           て、面白い切り口の本ですよ。



進行      では、Aさん、その本の紹介。

        来月の「 リーディング・テーブル 」で期待しておりまね。

      よろしくお願いします。



Aさん      そうですね。分かりました!



Bさん      じゃあ、僕もその本を読んできます。

      興味あるテーマなので。



一同              おおっー!



Aさん      あ~、是非是非!


        そうなんですよね!

        そういうのを、ちょっと拡げたり とか。

        自分一人では目が届かない範囲ってあるので、この「 リーディング・

        テーブル 」をそういう場として使えると良いですよね~。



一同              そうそう。



進行      「 リーディング・テーブル 」を、こうやって本の情報交換から広がる形

        で、読みの交換もできる場にもしていきたいですよね~。

        課題本型の読書会方式とは、また別の感じで。

        

        本に関する相互作用というか交流というか。

        いいもんですね~。

  

        そういえば、先ほどDさんも挙手されてましたよね?



Dさん     二つほど、進行さんに質問があるのですが。



進行      どうぞ、どうぞ。

        何でも良いですよ~。



Dさん     1つ目は、めっちゃ、どうでもいいことかもしれないんですけど、

        「 人文書リーディング・テーブル 」のサイトに石田三成の旗印があるん         ですが~。



一同    大笑い



進行   そうなんです。

石田三成の有名な旗印ですよね。



Dさん  あれ(「 大一大万大吉 」のこと。以下、「 あれ 」と表記 )は、

        お好きなんですか?



進行      「 あれ 」の本来の意味は、泰平の世を願ってのものなんです。


       それを現代的に訳すと、よく言われているように、「 1人が皆のために、

        皆が1人のために力を尽くせば、みんなが幸せになれる 」ぐらいの意味

        ですね。


        もう少し、この読書会コミュニティにおける「 あれ 」を、自分なりに

        言い直すとすれば、こんな感じです。

       

        「 自主的で、共に助け合い、そして共通の利益を求め皆で分かち合う 」。



        そういうコミュニティ(「 奥池袋読書会 」・「 人文書リーディング・

        テーブル 」)を目指したいと真剣に考えているんです。


        「 あれ 」が行動指針と言いますか、根本原理ですね。

      本気で「 あれ 」を追及していきたい。


       理想が高すぎて、理念先行ではありますが・・・。




Dさん  とても良いと思いますよ!



進行      「 奥池袋読書会 」の方では、将来、参加者の多様性を図っていきたいと

        考えているんです。


        現役の子育て世代の方々や多忙なビジネスパーソン。

        さらには、漢字の苦手な海外出身者の方々。

        こういった人達にも読書会に参加して欲しいんです。


        そのためには、読書会の文化や対話の楽しさの普及と共に、橋渡しになる         方策が必要だとも考えているんです。


        「 読書会に行きたいけれど 」という方の話しを聴くと、読みたくても

        読めない事情を抱えている方が多いというのが実感です。

        また、読書会参加にあたっての敷居の高さを訴える方も多いかなと。


        そこで、それらの断絶に対し架橋できるような施策はないかと考えて         いるんです。

        その一つが「 未読者参加型の読書会 」になるんです。



一同               うんうん。



進行      よく言うのですが、既読者にとって、未読者の存在は貴重なんだよと。

        未読者への説明自体が、読んだ本に対する理解を深めてくれるんです。

        

        さらに未読者側からの質問やコメント、思い付きなどは、既読者に

        新しい気づきをもたらせてくれる可能性があるわけなんです。


進行      一方、未読者の側も、読んでいないからといって臆する必要は何ら無い

        わけで。

        皆さんには、これまでの経験や知識等があるでしょうと。

        そこから思いついたことを、素直にコメントすれば良いだけなんです。


        それに先ほどのピエール・バイヤールではないのですが、既読と未読の

        境界って、非常に曖昧なんですよね。

        完璧な理解なんて無理なんですから。

        しかも忘れちゃっていくわけで ( 笑 )。

読んだ感想すら十人十色ですもんね。


先ほど退席された Eさんのコメントを借りれば、既読者自身すら

        「 その不可能性を自覚しつつ、コメントせざるを得ない 」わけで。



一同               たしかに~。



進行      知識量でマウントを取り合うのではなく、安心して自己開示できる、

        「 語り合いの場 」としての読書会。


       「 奥池袋読書会 」の方は、そういう読書会にしていきたいんです。



一同    おおっー!



進行       既読者は未読者のために配慮し、未読者は既読者のために臆することなく

        発言する。

        この良い連環が実現できれば、それはまさに「 あれ 」の1つにもなるの

        かなと。



Dさん      回答、ありがとうございました!



進行    こちらこそ、ありがとうございました!

        ちなみに二つ目の質問は何でしょうか?



Dさん     「 奥池袋読書会 」の方は課題本型ですよね。

       選書する際、課題本をどれくらい読んでるのかな?と思ってて。



進行       今のところ、ちゃんと全て読んだ本を課題本にしていますね。


        当面の選書基準は、「 奥池袋読書会 」の方向性。

        これを皆で探っていくための課題本となっております。


        しばらくしたら、選書基準を複数にしていくつもりではあります。



Dさん      そうですよね~。

        やっぱ、それなりに読んでからですよね~。



Aさん    あれ、あれ ?


       なんか、新しい参加者の人がログインしてきましたよ~!!




                「その11」へ続く


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