「受験参考書リーディング・テーブル読書会」(告知文)
みなさん一人ひとりに、「思い出の受験参考書」があることでしょう。 「あの参考書のおかげで得意科目にできた」という人もいれば、 「内容が高度で、まったく刃が立たなかった」という苦い思い出があるかもしれません。 受験生だった当時、「菅野日本史講義の実況中継シリーズ」(菅野祐孝、語学春秋社)に書かれていた、本に囲まれて送る大学生生活にあこがれを抱きながら、シコシコ受験勉強にいそしんだものです。 そして古本屋に入り浸り、合格したらあの本を読もう、この本を買おうと妄想しておりました、勉強中に・・・。 (あの頃の自分にとって、古本屋や新刊書店の専門書コーナーで時間を潰したりするのが、受験という現実からの逃避手段だった) というわけで、みなさんが実際に使用した受験参考書を振り返り、 その本を紹介し合う読書会を開催します。 (企画自体は自分ではなく、他のプロジェクトメンバーからのアイデアです) もちろん、受験から離れた皆さんの手元に実物は無いかもしれません。 既に絶版になってしまった本もあることでしょう。 そこで、今回の紹介に関しては本のタイトルのみでOKとします。 お手元に実物がなくても紹介可能。 気軽な感じで臨んでくださいね。 ここで少し話題を変えますが、 実は参考書には受験を超えたところに、 もうひとつ別のそして重要な特徴があるんです。 それは何か? 答えは、「知的な基礎体力」を提供してくれるということ。 つまり、私たちが教養といわれるものにアクセスする際に 必要とされる基礎体力を授けてくれる。 そんな重要な存在なのです。 受験参考書というジャンルは。 高校の学習範囲(これ自体がよく練られていると思う)を 分かりやすく記述。 それゆえに、教養一般への入り口を開けてくれる 貴重な「文化資本」と言っても良いのです。 また難しい内容を整理し、分かりやすく説明。 それらを上手く編集し見せていく様は、 少なくとも2つの点でわたしたちに示唆も与えてくれているんです。 一つは「アウトプットのお手本」として。 もう一つは、「未知の分野・難解な分野に臨む際の基本姿勢」を。 (たとえば難しい本の内容を咀嚼していく過程で、ノート作りやマルジナリアなど、血肉化していく際の参考例にもなり得る) このように「知的なインプットの基礎体力」の提供だけでなく、 「アウトプットのお手本」や 「難解な分野への立ち向かい方」のヒントまで示してくれている。 「独学」や「教養」に注目が集まる今の時代だからこそ、 そういった受験参考書の魅力も発信していきたいと考えています。 ということで、みなさんの思い出の参考書について 気軽な感じで紹介し合い、語り合っていきましょう! まずはそこからのスタートですね。 そして、力不足の主宰者をみなさんのお力で 助けて頂けないでしょうか。 よろしくお願いいたします!
是非、いろいろな参考書を教えて下さいね!!
企画者)小澤 俊介
告知文作成)海の旧字体は母
