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シンプル抜書きノート『日記の魔力』表三郎、サンマーク出版

・日記は書くものであると同時に、いやそれ以上に、読むものなのだ。



・なぜ「記録」するのかといえば、あとで読み返して役立てるためだろう。

 だから日記は書くだけでなく、読んで初めてその役割をまっとうするということになる。



・日記に「感想」を書く必要はない。

 自分がその日、取った行動を客観的に記録すればそれだけで充分なのだ。

 卓越した文章力も必要ない。

 「起床7時ー目覚まし時計通りに起きる」これでいいのだ。



・人生というのは、レーダーもGPSも搭載していない船で大海原を渡るようなものだ。

 海の上では船の航路は瞬く間に波にかき消されてしまう。

 その消えてしまう自分の航路を残す作業が、日記を書くということなのだ。

  目的地までの航路が分からず悩んでいる人は、日記を書くことによって自分の現在位置

 がわかり、進むべき方向が見えてくるだろう。

  自分は何事も成していないと無力感にさいなまされている人も、日記をつけ過去の航路

 を振り返れば、自分の進んできた道のりの長さに自身を取り戻すことができるだろう。



・日記は書く人の人生を、ときには励まし、ときには叱咤し、苦しみと喜びを分かち合ってくれるかけがえのないパートナーだと私は思っている。



・日記で一生懸命内省しても、人は変わらない。

 (中略)つまり、内省は書くだけムダなのだ。



・実は、「読み方」にも訓練が必要なのだ。(中略)きちんと読めていない人はとても多い。

 もっとも効果の高い読み方の訓練は、実は自分で文章を書くことなのだ。

  自分に書きあぐねた経験があれば、よい文章に出会ったときに、

 「なるほど、こう書けばいいのか」とか、「この表現はわかりやすい」と納得するので、

 自然と文章力が身についてくる。

  つまり、書くことによって読むことがうまくなり、

 上手に読めるようになることによって、書くのがうまくなるということだ。

  (中略)とにかく書かなければ何も始まらないのだから。










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