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読書会レポート『「国境なき医師団」になろう!』(いとうせいこう、講談社現代新書)

最終更新: 4月21日

皆さんは、国境なき医師団(以下MSFと略す)について、どんなことをご存知だろうか。 (男性向け)日傘販売の収益を寄付したことから、MSFとの関わりが始まった。 

そんな著者による MSFの説明、メンバーへのインタビュー。 

そして、現地ルポ等々の形式でMSFの活動を紹介してくれているのが本書である。

以下、MSFの活動を紹介したい。 

彼らは医療行為の提供だけでなく、自分たちの目で見た現地の様子を世界に発信する「証言活動」も行っている。 そして、個人からの寄付だけで活動を行っている。 独立した第三者機関としての立場を維持するためである。 

さらに驚くべき点は、参加者の半数近くが非医療従事者であるということ。 ノンメディカルスタッフのバックアップがあってこそ、紛争地帯での活動が実現できるのだ。  

最後に、参加者の感想を列挙してみる。

・構成員のうち、ノンメディカル(非医療者)が48パーセントも占めていることを知らなかった。つまり医療部門の活動を、約半数のサポートチームが支えているとは驚きだった。


・MSF=医療チーム中心の団体なのだとずっと勘違いしていた。

(お恥ずかしい限りで・・・)

 

・企業と同じで、経理・総務・人事・広報・物流部門が現場を支えている。更に現地でのライフライン確保、スタッフのメンタルケアまで分担して行っている。チームプレイの大切さを再認識できた。    

・読書会の運営でもチームプレイの必要性を感じた。例えば、初参加者の方一人一人へのブリーフィング。受付係や席までの案内係。席に着いた後のサポート役。テーブルでのホスト役や会の進行役。必要な文具などを事前に揃えておく係。さらにどういう読書会になったかを発信していく係。こういったことは、裏方として支えてくれる人がいないと実現できない。    ・皆の使命感の強さに心を打たれた。コンセプトの重要性も再認識できた。 ・これまでは、どうも偽善的というか、こういう組織に対して良くない印象を抱いていた。 しかし読了後は、自分たちの信念を貫いて行動し続ける人って、こんなにキラキラとしているものなのか!と、非常にポジティブになってしまった。


・将来、自分の語学力を活かし、何らかの形でMSFの活動に関わってみたくなった。 ・MSFの証言活動に近いのが、この読書会の開催レポートなのでは。 (執筆・海旧母)



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