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読書会レポート『“研究者失格”のわたしが阪大でいっちゃんおもろい教授になるまでー弱さと向き合い、自分らしく学問する』(千葉泉、明石書店)

最終更新: 4日前


今回もオンライン開催となりました。

外は雨が強く、家で参加できるのはオンラインのメリットだなと改めて感じました。

今回の課題本は、千葉泉阪大教授がご自身の人生を振り返りながら、自分らしさというものを見つけるまでの苦闘と喜びが書かれてました。


ところで皆さんは、この著者をご存知でしたか?

恥ずかしながら、この記事を書いております私は初めて名前を耳にしました。

大学教授というと、気難しく、硬い方というイメージですが、

この方はギターを持ち込みラテン曲を歌いながら授業を行うそうです。

どんな歌を歌っているのか、本を読む限りでは予想つきませんよね?


ですが、この本には凄いところがあるんです。

実は版元の明石書店のホームページにて、千葉先生の唄を聴くことができるのです!

そのため、作中のところどころに曲番号が登場し、本を読みつつそのお歌を聴くことができるんですよ。

読んでいて、とても楽しい本となっておりました。


さて今回は感想ではなく、参加者のレビューを紹介します。

(以下、太字部分がレビューとなります)


【海旧母によるレビュー】

いきなり質問になるのですが、皆さんの好きな分野・得意な分野は何でしょうか?

もう少し具体的に言えば、それをしている時に高揚感を感じ、充実した時間を過ごせるものです。


自分の場合は、本屋さんに行ったり、ネコと過ごしたり・・・。

それから、読書会に参加している時などがこれに当たります。


こういったポジティブな特徴(本書では「強い自分」)が仕事と一致していれば、それは幸福な人生でしょう。

またSNSなどに溢れている価値観と「強い自分」が一致していれば、

それはもう、自信に満ちた人生を歩めることでしょう。


ところが、なかなかそうは上手くはいかないのが世の常。


皆それぞれ「強い自分」と、(ネガティブな特徴としての)「弱い自分」があり、

それを上手くコントロールできるとは限らないわけです。

そして問題となってくるのが、このギャップに、

自分自身が苦しめられてしまう可能性があることなんです


本書から少し難しい言葉を引用すると、

「他者の価値観の内面化による自己否定」。


この点につながりやすいということなんです。

つまり、世間の価値観でもって、自分を責めちゃうわけですね。


ネットを見れば、多くの人たちが、

この自己否定に苦しめられているのが分かります。

たとえば、「年収〇〇未満は終わった人生」。

さらに「恋愛できないのは劣った人間」等々の言説。


こういった画一的な価値観がSNS等には溢れているのが現状。


それを見る度にもう、ため息しか出ないんですよ~、私めは。

もう笑っちゃうしかないのですが、ハハハハハッ。

でもね、愚痴ばかり言っても仕方ない。

実は、それに対する重要な対処方を、本書は提示してくれてるんです。


それは「語り合いの場」を設け、参加すること。


自己を開示した「語り合い」という相互コミュニケーション。

これによって、仲間意識の形成だけでなく、

自己認識の変化という効果もあるらしい。


以上のことを、著者は切々と訴えているんです。

(そして実際に、阪大で「語り合い」の授業を展開している)

たしかに「読書会」に参加していて実感するのは、「語り合い」の心地良さ。

自己を開示した発言は、(やっちゃった感はあるものの)、

カタルシス的な快感があるんです。


そしてその、たわいもない発言を他の参加者が拾って下さると、

それだけで救われるんですよね。

読書会とは直接関係ないのですが、仕事の休憩中にする「おしゃべり」。

これもまた、すごく楽しい。

とりとめのない内容だけれども、互いに聴き、話し、また聴く。

この連鎖に、癒やされ励まされている面があるんです。

なんか読書会とは別に、ただ単に近況だけを報告し合う

「おしゃべり会」みたいなサークル。

こんな「おしゃべり会」サークルを作りたいなって、最近、よく思うようになりました。


愚痴を聴き合うのだけでもいい。

趣味の話でもいい。


おしゃべりだから、テーマに縛りは付けずに、それこそ何でもありで。


楽しい会になると思うんですよ~。

事前準備が不要なため、読書会より参加しやすいと思いますし。

そんな「おしゃべり会」サークルを共に作ってみましょうよ(笑)

もし興味のある方がいらっしゃれば、是非、気軽にお問い合わせくださいね。

一緒に「おしゃべり会」サークルをゼロから立ち上げてみませんか。

                                  以上



今後も奥池袋読書会ではオンラインでの開催を検討しております。

もしご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、気軽に何でもお問い合わせくださいね。

(執筆・やっか、海旧母)


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